言いたいことは「麻疹(はしか)のワクチン接種できる人は接種しろ!」です。
2018年の麻疹(はしか)流行の情報でびびった私。
免疫抑制剤治療中のリウマチ患者は生ワクチンが摂取できないと知り予定していた旅行に行けなくなった話をまとめてみました。
沖縄の麻疹流行にびびりワクチンを打ちに行く

2018年、沖縄で麻疹(はしか)が流行り始めたとの情報が入りました。
ちょうど数ヶ月後に社員旅行で沖縄に行く予定で、なんと自ら立候補して幹事のお手伝いまでしていて張り切っていた頃でした。
その社員旅行の日程が近づくにつれ、沖縄での麻疹患者が増えていき、みんなざわざわし始めてきました。
それから任意で麻疹(はしか)の予防接種(ワクチン)を受けに行く人が会社で増えてきました。
私もその時「怖いから打っとかないとな〜それぐらい会社でお金出してくれよ」と思っていました。
ずっと準備してきた沖縄旅行を楽しみたいからです。
結論を言うと、リウマチの私は麻疹(はしか)のワクチンを接種することができず、沖縄への社員旅行に参加できなくなりました。
リウマチは生ワクチンできない?知らなかった

毎年、インフルエンザのワクチンは接種していたのでそのノリで麻疹(はしか)のワクチンも接種するつもりでした。
しかしインフルエンザのワクチンと違い、麻疹(はしか)のワクチンは「生ワクチン」と言う種類で、なんと免疫抑制剤治療をしている人には接種は禁忌(だめ)と言うことでした。
生ワクチンについては下記です。(病院のサイトから引用)
ワクチンには、大きく分けて『不活化ワクチン』と『生ワクチン』があります。『生ワクチン』は感染力を弱くしたワクチンで、接種するとその病気に自然にかかった状態とほぼ同じ免疫がつきます。そのため生物学的製剤(BIO)や免疫抑制剤・ステロイドを使用しているリウマチ患者さんでは、感染してしまう可能性があるので『生ワクチン』は接種しないでください。『生ワクチン』の代表的なものは、麻しん・風しん・おたふくかぜ・水痘・BCGなどです。
引用こちらから
「生ワクチン」なんて聞いたことあったような?ぐらいの認識で正直今まで気にしていなかったので、こんなことがあるんだと知りびっくりがっかりショッキングでした。
(「生〜」ってだいたい美味しいものについてるって印象!)
近所の病院や担当医師に確認をする
会社の人たちが麻疹(はしか)のワクチンを接種したり予約をし始めて、私も「早く打たないと抗体がつかないから」と前もって役所のどこかに相談の電話をしたり(忘れました)、近所の診療所に何度か連絡をして麻疹のワクチンを打つための手配をしました。
(自分が生ワクチンできないとも知らずに!)
近くの診療所でワクチンの予約できますよと案内をもらい、念のため「リウマチなんですけどできますか?」と聞いたら、「担当の医師に許可を貰えば大丈夫ですよ」と言ってもらえたので、総合病院にいる担当の医師に確認の電話をしました。
打つ気満々になる
総合病院にいる担当の医師、はとても大雑把で適当なお爺ちゃんなので「いけるいける〜別に沖縄行ってもかかるかわからんし、かかっても大したことないわ」ぐらいの返答でした。(母からの伝言なのでニュアンス違うかも)
「え、いけるんやん!よかった〜さっさと予約しよ」
と、再び近所の診療所でワクチンの予約をしました。ワクチン接種は曜日が決まっているとのことなので有給を取り、赤ちゃんたちに混じってワクチン接種の段取りを取りました。
もちろん当日は腕まくりしやすい服を着て、待ち時間に社員旅行のしおりを確認してワクワクしていました。
やっぱりあかんのかーい
服の袖をまくって準備万端。
診察室に呼ばれ、「はよ済ませてください。」の気持ちで診察室に入りました。
すると診療所の初対面の先生の表情は明るくなく「えっw」となりました。
先生は真面目な顔をして、「あなたに麻疹(はしか)のワクチンを打てません」と言われました。
ええええーーーーーーここまで準備して!?
できへんのかい!!!????
(腕まくりした自分の手を見ながら)
まさかの旅行がドクターストップ
え、担当の医師の許可出たんですけど…と言うと
ワクチンの添付文書みたいな小さい文字が並んでる紙を見せてくれて、蛍光ペンでマーカーを引いてくれました。
そこには例のように「免疫抑制剤治療中の人は禁忌」みたいなことが書いていました。
先生は「なぜその先生が許可したのかがわかりません、そんな話聞いたことありません」
「社員旅行ですか。何かあってからでは遅いです。」
「もし麻疹(はしか)にかかって重症化してしまったら大変です。ものはいいようです。会社にはドクターストップとでも言って旅行に行かないようにした方がいいと思います。」
とおっしゃってくれました。今思えばしっかり説明してくれていい先生でした。
誰かに移すことが一番怖い!
麻疹(はしか)は空気感染で移るのもなので、免疫がない人が麻疹患者とすれ違うだけでも危険だと言うことを知り、
もし自分が麻疹(はしか)に罹って大したことなかったとしても誰かに移して広げてしまうリスクがある。
と思うと怖くなり、「自分は大丈夫」なんて思わずに思い切って沖縄への社員旅行を欠席するにしました。
出発の2週間前で準備もまとまってきたころだったのでとても悲しかったです。
私が旅行のしおりを作っていたので、途中から行けなくなって悲しい作業に変わってしまいました。
(しかし当日は沖縄の物産展や沖縄料理のお店に一人で行き沖縄気分を味わってそこそこ楽しかったですw)
これから先も麻疹にびびる生活をすることに
しかも怖いことに、このリウマチの治療をし続ける以上は麻疹(はしか)のワクチンを接種することができないと言うことなんです。
私は赤ちゃんの頃に1度接種している世代です。抗体がついていたとしても薄れてる可能性が高く、
看護師さんに抗体検査だけでもやっておく?と聞かれましたが、それで抗体がなければ怖くなるだけで対処のしようがないので断りました。
結論「ワクチン、打てる人は打て!」

結局何が言いたいかと言うと、麻疹(はしか)のワクチンは打てる人は打ってくれ!です。
免疫がついている人が多ければ多いほど、免疫がない人のことを守ることにつながります。
私のように身体や治療の都合で生ワクチンを接種できない人は世の中にたくさんいます。ワクチンを打っても抗体がつかない人もいるみたいです。
そんな人たちのためにも、接種できる人は接種してください!
麻疹は大人がかかると重症化するケースが多いと聞いています。
人の力で、科学の力で少しでも防げることなら防ぎましょうよ。
ね、これを見てる健康な人で、もし麻疹(はしか)のワクチンを1度しか接種していない人や1度も接種していない人がいるならお金はかかるけど、接種して欲しいです。
今はコロナ禍で感染症対策がされていたり、人の動きが減っているので新型コロナ以外の感染症も封じ込めてくれていたらいいな…と期待して願っています。
空気感染の麻疹(はしか)はワクチンでしか守ることはできませんが、新型コロナは感染対策をすることができるので徹底して対策をして気をつけていきたいですね。
※担当の医師は長い付き合いの信頼できる人なので、色々書きましたがちゃんといい関係を築いていますのでご安心を!
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